カテゴリー「読んだ本とか」の10件の記事

2010年10月 1日 (金)

暗黒神話

前回の明日香つながりで。。

諸星大二郎氏の「暗黒神話」。昔より知る人ぞ知るカルト漫画である。

高校生?の主人公「タケシ」は幼い頃、自分の父親が何者かに殺害されたことを聞かされる。

それを教えたのは父親の旧友と嘯く、小泉という男。小泉に連れられ、父親の遺品を手がかりに信濃の人穴を目指すが。。

全体にパズルのように散りばめた布石と、古代日本より宇宙まで繋がる謎。

荒唐無稽にして知的好奇心を刺激される、正に娯楽。

当時、この連載が少年ジャンプでされたことが一番の驚異ですが(笑)。

続編の「孔子暗黒伝」を合わせて読めば、時空間の無限ループに落ちること受け合いです。

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2010年9月 2日 (木)

蒼天航路

「あの世にまでもっていきたい本」って聞かれたらみなさんは何を選びますか?

もしそれがマンガなら私は迷わずコレを選びます。

王欣太氏による「蒼天航路」だっ!!

いわゆる三国志ものなんです。「三国志」は過去において様々な作者が様々なメディアを駆使して作り上げている、ある意味人類の古典ですが。。

マンガでは横山光輝氏のものが有名で、表紙を含め全く目にしたことが無い人は少ないでしょう。

今回の「蒼天航路」では、とかく悪役として描かれることが多い、曹操にスポットを当て、彼の生涯を中心に描きます。

曹操は現代的な先見の明のある、極めて能力の高い人物として描かれており、儒教の重んじられたこの時代においては異才を放っています。

対する劉備は品行方正な青年ではなく、情に厚く、感情の起伏の激しい人物(人の良いやくざの若親分みたいな)として描かれています。

数多く登場するおなじみの人物もいままでと違う角度で描かれ、どこまでも人間臭く、また情熱的です。

天才軍資として超有名な諸葛亮孔明が淫乱で妖しく、ある意味まったく戦略に役にたってないことが新鮮です。

世にある「三国志もの」は正史をモデルとした読み物「三国志演義」をベースにしているのに対し、本作はあくまで「正史三国志」のもう一つの解釈なのです。

人間の素晴らしさや、恐ろしさ、情熱、歴史のうねりなどが画面の隅々まで行き渡り、筆者の本作に込めたパワーが押し寄せてくるようです。

こればっかりは私なんぞがいくら紹介しても伝わりません。ぜひぜひ一読をおすすめします。


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2010年8月10日 (火)

THE ESSENTIAL THINGS 100


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元BEAMSディレクター、梶原由景氏が私的に使用しているナイスなアイテム100選。

氏らしいセンスでSONYモノも良く紹介されてマス。

踊るスピーカーRollyなんか、存在をすっかり忘れてた(悪気なし)のに、ここに来て購買意欲が(笑)。

私自身の愛用の品も何点か(自慢か?)。

中にあるアイテムも良いですが、ところどころ挟まれてるコラムがナイス。

ライフハックとは自分を「落とさない」ことには同感。

高いテンションを長期にわたって保つためには環境を含めて、様々な工夫が必要デスネ。

2010年8月 5日 (木)

驚異のプレゼン

appleな人には説明不要。apple社のCEOにして天才プレゼンターのスティーブジョブス氏のプレゼン手法を解説した本。

いままでなかったのが不思議なくらい。「ビジュアル重視」「三点ルール」「徹底した練習」など氏のプレゼンに興味のある人ならば膝をたたきなる内容。

スティーブジョブス氏と川崎和男氏は私的にはプレゼンにおいての理想型。少しでも近づきたいものです。


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ちなみに20数年前のジョブス氏のプレゼン。若い! 演台がある!

http://www.youtube.com/watch?v=HymXnNjyaKU

2010年7月 5日 (月)

キャンプだホイ

唐突だがアウトドアが好き。

自然の中にいると、逆に自分の存在を見失わなくて済む気がする。

でも、不便なコトはイヤ(笑)。

以前、ハイブリッドカーでキャンプに行って、ご飯は車のバッテリーで電気ジャーを動かし、炊きました(笑)。

理想はアウトドアでも、自分の部屋なみの快適さ。インドア派のアウトドア?

ソーラパネルとかで電気を作り、デジタルガジェット使いまくり。でも時には自然の音に耳を傾ける。

そんなハイブリッドな時間を楽しみたいです。

最近見つけたカッコよさげなスタイルブック。

「おしゃれキャンパー」という言葉に反応(笑)。

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2010年6月25日 (金)

休脳


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月読寺住職、小池竜之介氏の「考えない練習」

五感を「今」に集中させ、雑念を払う。
考えてるつもりが脳内引きこもりになっている。
集中力を取り戻すのに、触覚を意識する。

このあたりが自分的にはピンときました。

私自身、様々な執着からはなかなか抜け出せませんが。。

今後の自分の心のあり方についてのヒントになりそうです。

2010年5月31日 (月)

ムーン・ロスト

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時折、思い出したように読み返したくなる本。私的には星野之宣氏のムーン・ロストがそれだ。


ストーリーは。。。

全長51kmの小惑星が地球に衝突の危機。科学者のフロストは超小型ブラックホールを人工的に作り出し、小惑星のコース変更を試みる。しかし、この作戦は失敗。地球衝突は回避されたものの、小惑星はナノブラックホールとともに「月」を消滅させる。


月を失った地球は軌道が不安定となり、大災害による被害は甚大。人類は地球の軌道を安定させるべく、木星の月を地球の軌道まで移動させる「エウロパ計画」を発動させるが。。


これぞSFと言いたくなる大胆かつ緻密なプロット、魅力的な登場人物(主人公はいまひとつ地味ですが)、全二巻の適度な長さ。


読後は良い映画をみたなーって感じです。ハリウッドが映画化してもおかしくないでしょう。

2010年5月28日 (金)

歌う船

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十代の頃読んでた文庫本などはずいぶん昔にほとんど処分し、残っているのはほんの数冊。
その中の一冊がアン・マキャフリーの「歌う船」。

重度障害児として生まれた少女ヘルヴァは後に宇宙船サイボーグとして成長する。
パートナーとの二人三脚での冒険や恋愛を描いた作品というと端折りすぎか?

正直細かいストーリーなんかは全然覚えてないんですが、思春期に読んだ影響(笑)か、いまでも手元に置いておきたい気分です。

基本マイノリティ(少数派)が好きなのもなんか影響あるのかな?

2010年5月23日 (日)

エンペラー

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結構、軽い気持ちで読んでたんですが。。

不覚にも(?)涙しました。

別に私は右や左に寄ってる人ではありませんが。。

このテーマをマンガという媒体で描ききる小林よしのり氏の筆力には圧倒されます。

立場が違えば思うとこはいろいろあるとは思いますが。。

自らの諸先輩方に生き方や自国の行いに誇りは持ちたいものです。

そうした上で反省や発展もはじめて血が通うような気がします。

2010年5月22日 (土)

トリック

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トリックと言えば仲間由紀恵と阿部寛・・ではなくてちょっと前に読んだ本の話し。

作家サイモン・シンによる代替医療をテーマとしたものです。
鍼灸やカイロなどの「代替医療」は果たして本当に効果があるのか? 

なんか本のタイトルからして内容は推して知るべしってカンジです。。

まぁ、読後にいろいろ意見をもつ方もおられるでしょうが・・私的には臨床試験の大切さや難しさを再認識した一冊でした。

理学療法についてもわずかながら触れてます。関心のある方はドーゾ。